※本記事は「『Chef活用ガイド コードではじめる構成管理』を書きました」の補遺です。
米Chef社が開発しているChefというソフトウェアの本をHiganWorks LLC.の澤登さんと共著しました。2014年4月28日(月)にアスキー・メディアワークスさんから出版されます。電子書籍版も発行されます。
主にChef公式ドキュメントの和訳、いくつかの書き下ろし記事、推敲と校正の全般を担当しました。
そもそも、ChefでCookbookを作るならResources and Providersをよく知っていなければならない、ただ英文なのでなかなかハードルが高い、かと言って日本語でまとまったものはない、なら自分で和訳を作ろう、ついでだからChef公式ドキュメント全体を和訳しよう、どうせなら和訳だけではなく書き下ろし部分もつけて本にしよう、とどんどん話が広がっていき、最終的に澤登さんにお話を持っていくことになりました。
個人のモチベーションとしては、
といったものがあります。
また、test-kitchen 1.0 探訪記から生まれたbusser-serverspecで示した、「なきゃ作れ。そしたらヒーロー」という欲求もあったかもしれません。
おおまかな流れは「『Chef活用ガイド コードではじめる構成管理』を書きました」に譲るとして、こちらで利用したツールを挙げます。
本書執筆の際に見つけた公式ドキュメントで怪しかった部分はすべて公式に還元しました。これはLWRPを使ってみようかな?で示した「ウソ英語でも死なないからどんどん報告しよう」の実践です。
プログラミングなどでもよく言われることでわかっていたつもりですが、原稿が一通り終わってからの校正の占めるウェイトがとにかく半端ではなく、膨大な手間と時間がかかりました。なにぶん元の量が多いため、作業のやり始めとやり終わりでテイストが変わらないように意識したり、本全体のカラーをなるべく一定に保つことに神経を使いました。作業の後のほうになって間違いや抜けを発見し、最初に戻ってやり直すということもありました。正直なところ、こちらの結構無茶なお願いを澤登さんが寛大に聞いてくれていなければ、本書は世に出ていなかったことでしょう。
基本的に並行作業ができない人間なので、周囲の理解や協力がなければここまで来ることはできなかったと思います。また、査読していただいた方々にはかなり無茶な期間でお願いしてしまい、大変申し訳なかったと思っています。完成した本は時間に追われることなく読んでいただければと思います。
『Chef活用ガイド』読者アンケートを作成しました。世に出るのはもう少し先で、その上読み終えるにはかなりの時間がかかるかと思いますが、よろしければご回答いただければ幸いです。
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書いてる人: dai
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